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ハンドラとはHestiaに登録するEISの接続口です。ハンドラの登録方法は、Hestiaインストーラで設定する方法と、設定ファイルを編集する方法の2つがあります。インストーラによる設定方法は「Hestia Getting Start」を参照してください。以下では設定ファイルを編集する方法について解説します。

ハンドラの設定ファイルは以下のファイルです。 {HestiaHOME}/server/default/data/bridgehandlers.xml

bridgehandlers.xmlはXML形式のテキストファイルです。下記のように、一つのhandler要素により一つのハンドラの設定を記述します。

【bridgehandlers.xmlの記述例】

<handlers>
   <handler>
       Handler.ID=internal
       Handler.Priority=1000
       Communicator.Type=RMI
       Filter.Partner.Local=Any
       Filter.Partner.Remote=Any
       Filter.Pip=Any
   </handler>
   <handler>
       Handler.ID=EISforPARTNER1
       Handler.Priority=500
       Communicator.Type=RMI
       Filter.Partner.Local=987654321
       Filter.Partner.Remote=123456789
       Filter.Pip=Any
   </handler>
   <handler>
       Handler.ID=EISforPARTNER2
       Handler.Priority=500
       Communicator.Type=RMI
       Filter.Partner.Local=987654321
       Filter.Partner.Remote=123454321
       Filter.Pip=Any
   </handler>
   <handler>
       Handler.ID=EISforPARTNER2_VMI
       Handler.Priority=400
       Communicator.Type=RMI
       Filter.Partner.Local=987654321
       Filter.Partner.Remote=123454321
       Filter.Pip=4A1,V01.00.00;4A3,V01.00.00;4A5,V01.00.00
   </handler>
   <handler>
       ・・・
   </handler>
</handlers>

各handler要素には以下のような項目を記述します。

設定項目|内容|固定値|記述例 Handler.ID|ハンドラのID。EISはハンドラIDを指定してHestiaにアクセスする。| 「internal」:HestiaCommanderのデフォルトID。| Handler.Priority|ハンドラの優先度。*から*までの整数値で指定。小さいほど優先度が高い。|-|「1000」、「0」。 Communicator.Type|HestiaとEISとの通信方法。|「RMI」または「JMS」。| JMS.Queue.Receive|PIPメッセージ受信に使用するキューの名前。Communicator.Typeに「JMS」を指定した場合のみ設定する。|「queue/hestiaIncomingQueue」:Hestiaのデフォルト。| JMS.Queue.Send|PIPメッセージ送信に使用するキューの名前。Communicator.Typeに「JMS」を指定した場合のみ設定する。|「queue/hestiaOutcomingQueue」:Hestiaのデフォルト。| JMS.Factory|JMSのオブジェクトを生成するクラス名。Communicator.Typeに「JMS」を指定した場合のみ設定する。|「UIL2ConnectionFactory」:Hestiaのデフォルト。| Filter.Partner.Local|フィルタリングの識別子の1つ。ハンドラが処理するPIPメッセージのローカル(自社)DUNS。|「Any」:任意のローカルDUNSを処理する場合。| Filter.Partner.Remote|フィルタリングの識別子の1つ。ハンドラが処理するPIPメッセージの取引先DUNS。|「Any」:任意の取引先DUNSを処理する場合。| Filter.Pip|フィルタリングの識別子の1つ。ハンドラが処理する受信PIP。送信するPIPに対しては影響しない。「」で区切り、PIP名とPIPバージョンの組で指定。「」で区切り、複数のPIPを指定可能。|「Any」:任意のPIPを処理する場合。|「0C1,R01.01.00」、「0C1,R01.01.00;0C1,R01.02.00」。

HestiaがPIPメッセージを受信すると、優先度の高い順にハンドラを検索し、最初にフィルタにパスしたハンドラにPIPメッセージを流します。フィルタは自社DUNS(Filter.Partner.Local)、パートナーDUNS(Filter.Partner.Remote)、PIP名+PIPバージョン(Filter.Pip)が一致したPIPメッセージをパスします。


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