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 *ハンドラとは [#e1965f0e]
 
 ハンドラとはHestiaに登録するEISの接続口です。ハンドラの登録方法は、Hestiaインストーラで設定する方法と、設定ファイルを編集する方法の2つがあります。インストーラによる設定方法は「Hestia Getting Start」を参照してください。以下では設定ファイルを編集する方法について解説します。
 
 *設定ファイルの編集 [#ga0102fc]
 
 ハンドラの設定ファイルは以下のファイルです。
 
 -{HestiaHOME}/server/default/data/bridgehandlers.xml
 
 bridgehandlers.xmlはXML形式のテキストファイルです。下記のように、1つのhandler要素により1つのハンドラの設定を記述します。個々のEIS毎にhandler要素を設定します。
 
 【bridgehandlers.xmlの記述例】
  <handlers>
     <handler>
         Handler.ID=internal
         Handler.Priority=1000
         Communicator.Type=RMI
         Filter.Partner.Local=Any
         Filter.Partner.Remote=Any
         Filter.Partner.Remote=123456789;123454321
         Filter.Pip=Any
     </handler>
     <handler>
         Handler.ID=EISforPARTNER1
         Handler.Priority=500
         Communicator.Type=RMI
         Filter.Partner.Local=987654321
         Filter.Partner.Remote=123456789
         Filter.Pip=Any
     </handler>
     <handler>
         Handler.ID=EISforPARTNER2
         Handler.Priority=500
         Communicator.Type=RMI
         Filter.Partner.Local=987654321
         Filter.Partner.Remote=123454321
         Filter.Pip=Any
     </handler>
     <handler>
         Handler.ID=EISforPARTNER2_VMI
         Handler.Priority=400
         Communicator.Type=RMI
         Filter.Partner.Local=987654321
         Filter.Partner.Remote=123454321
         Filter.Pip=4A1,V01.00.00;4A3,V01.00.00;4A5,V01.00.00
     </handler>
     <handler>
         ・・・
     </handler>
  </handlers>
 
 
 各handler要素には以下のような項目を記述します。
 
 |設定項目|内容|固定値|記述例|h
 |Handler.ID|ハンドラのID。EISはハンドラIDを指定してHestiaにアクセスする。|「internal」:HestiaCommanderのデフォルトID。||
 |Handler.Priority|ハンドラの優先度。*から*までの整数値で指定。小さいほど優先度が高い。|-|「1000」、「0」。|
 |Communicator.Type|HestiaとEISとの通信方法。|「RMI」または「JMS」。|-|
 |JMS.Queue.Receive|PIPメッセージ受信に使用するキューの名前。Communicator.Typeに「JMS」を指定した場合のみ設定する。|「queue/hestiaIncomingQueue」:Hestiaのデフォルト。||
 |JMS.Queue.Send|PIPメッセージ送信に使用するキューの名前。Communicator.Typeに「JMS」を指定した場合のみ設定する。|「queue/hestiaOutcomingQueue」:Hestiaのデフォルト。||
 |JMS.Factory|JMSのオブジェクトを生成するクラス名。Communicator.Typeに「JMS」を指定した場合のみ設定する。|「UIL2ConnectionFactory」:Hestiaのデフォルト。||
 |Filter.Partner.Local|フィルタリングの識別子の1つ。ハンドラが処理するPIPメッセージのローカル(自社)DUNS。|「Any」:任意のローカルDUNSを処理する場合。||
 |Filter.Partner.Remote|フィルタリングの識別子の1つ。ハンドラが処理するPIPメッセージの取引先DUNS。|「Any」:任意の取引先DUNSを処理する場合。||
 |Filter.Pip|フィルタリングの識別子の1つ。ハンドラが処理する受信PIP。送信するPIPに対しては影響しない。「」で区切り、PIP名とPIPバージョンの組で指定。「」で区切り、複数のPIPを指定可能。|「Any」:任意のPIPを処理する場合。|「0C1,R01.01.00」、「0C1,R01.01.00;0C1,R01.02.00」。|
 |設定項目|内容|固定値|h
 |Handler.ID|ハンドラのID。EISはハンドラIDを指定してHestiaにアクセスする。|「internal」:HestiaCommanderのデフォルトID。|
 |Handler.Priority|ハンドラの優先度。整数値(int型)で指定。小さいほど優先度が高い。|-|
 |Communicator.Type|HestiaとEISとの通信方法。|「RMI」または「JMS」。|
 |JMS.Queue.Receive|PIPメッセージ受信に使用するキューの名前。Communicator.Typeに「JMS」を指定した場合のみ設定する。|「queue/hestiaIncomingQueue」:Hestiaのデフォルト。|
 |JMS.Queue.Send|PIPメッセージ送信に使用するキューの名前。Communicator.Typeに「JMS」を指定した場合のみ設定する。|「queue/hestiaOutcomingQueue」:Hestiaのデフォルト。|
 |JMS.Factory|JMSのオブジェクトを生成するクラス名。Communicator.Typeに「JMS」を指定した場合のみ設定する。|「UIL2ConnectionFactory」:Hestiaのデフォルト。|
 |Filter.Partner.Local|フィルタリングの識別子の1つ。ハンドラが処理するPIPメッセージのローカル(自社)DUNS。区切り文字「\t ;:,」で区切り、複数のDUNSを指定可能。|「Any」:任意のローカルDUNSを処理する場合。|
 |Filter.Partner.Remote|フィルタリングの識別子の1つ。ハンドラが処理するPIPメッセージの取引先DUNS。区切り文字「\t ;:,」で区切り、複数のDUNSを指定可能。|「Any」:任意の取引先DUNSを処理する場合。|
 |Filter.Pip|フィルタリングの識別子の1つ。ハンドラが処理する受信PIP。送信するPIPに対しては影響しない。区切り文字「\t ;:,」で区切り、PIP名とPIPバージョンの組で指定。区切り文字「\t ;:,」で区切り、複数のPIPを指定可能。|「Any」:任意のPIPを処理する場合。|
 
 
 
 HestiaがPIPメッセージを受信すると、優先度の高い順にハンドラを検索し、最初にフィルタにパスしたハンドラにPIPメッセージを流します。フィルタは自社DUNS(Filter.Partner.Local)、パートナーDUNS(Filter.Partner.Remote)、PIP名+PIPバージョン(Filter.Pip)が一致したPIPメッセージをパスします。

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