【夏の蕪村】
与謝蕪村の「夏」の俳句十選 †
| 原句 | 読み | 1 | かしこくも 茶店出しけり 夏木立 | かしこくも ちゃみせだしけり なつこだち | 2 | 河童の 恋する宿や 夏の月 | かわたろの こいするやどや なつのつき | 3 | 薫風や 恨みなき身の 夏ごろも | くんぷうや うらみなきみの なつごろも | 4 | 賊舟を よせぬ御船や 夏の月 | ぞくしゅうを よせぬみふねや なつのつき | 5 | 堂守の 小草ながめつ 夏の月 | どうもりの こぐさながめつ なつのつき | 6 | なつかしき 夏書の墨の 匂ひかな | なつかしき げがきのすみの においかな | 7 | 夏河を 越すうれしさよ 手に草履 | なつかわを こすうれしさよ てにぞうり | 8 | 夏山や 京尽し飛ぶ 鷺ひとつ | なつやまや きょうつくしとぶ さぎひとつ | 9 | はだか身に 神うつりませ 夏神楽 | はだかみに かみうつりませ なつかぐら | 10 | 行々て ここに行々 夏野かな | ゆきゆきて ここにゆくゆく なつのかな |
|